


1.特徴
消化器、乳腺内分泌、呼吸器の悪性疾患外科を主体に診療している。 昨年の全身麻酔手術は521件, 腰椎・局所麻酔手術は202件を数え、府下有数の手術件数をこなしている。下表に過去5年間の疾患別年平均手術数を示す。| 原発性肺癌 | 15 | 直腸癌切除 | 25 |
|---|---|---|---|
| 転移性肺癌 | 7 | 結腸・直腸 | 25 |
| 肺良性・その他 | 15 | 大腸良性 | 11 |
| 食道癌切除 | 5 | 小腸・イレウス | 14 |
| 食道良性 | 3 | 虫垂切除 | 36 |
| 胃癌切除 | 75 | 原発性肝癌 | 19 |
| 胃良性 | 3 | 転移性肝癌 | 12 |
| 結腸癌切除 | 50 | 肝良性 | 3 |
| 胆嚢癌切除 | 3 | ヘルニア | 65 |
| 胆管癌 | 2 | 痔疾患 | 34 |
| 胆道良性 | 139 | アッペ・ヘモ・ヘルニア | 134 |
| 膵癌切除 | 5 | 小腸・イレウス・腹部良性 | 37 |
| 摘脾 | 5 | 小血管手術 (動静脈シャントなど)* | 20 |
| 乳癌 | 55 | 甲状腺癌 | 4 |
| 甲状腺良性 | 5 |
*H17年度より腎臓内科とタイアップして開始
低侵襲の腹腔鏡補助下手術も、胆石症、大腸癌、早期胃癌、虫垂炎、脾臓手術などに積極的に導入しており、とくに腹腔鏡補助下胆嚢摘出術は年間150例近くあり研修1年目から術者も経験させている。また、上部および下部消化管内視鏡検査は外科が中心となっておこなっており、昨年の全内視鏡検査数は8,192件に達し、研修医の習熟度もきわめて高い。
外科は地域医療機関からの信頼がきわめて厚く、患者紹介率は90%を超えている。再発がん症例に対する化学療法、終末期医療にも熱心に取り組んでおり、全人的な医療に力をそそいでいることが地域医療機関からの信頼度を高める要因でもある。 学会、研究会などの学術活動も活発で、日本外科学会、日本消化器外科学会などわが国のメイン学会のみならず、国際学会にも研修医からの発表が多数行われている。
2.スタッフ
常勤医師(社員)8名、常勤嘱託医師(研修医を含む)5名、計13名で以下の学会の指導医、専門医、認定医が常勤して各分野の研修指導にあたっている。| 日本外科学会 | 指導医 3、専門医 8、認定医 8 |
|---|---|
| 日本消化器外科学会 | 指導医3、専門医 5、認定医 6 |
| 大腸日本大腸肛門病学会 | 指導医1、専門医1、認定医 3 |
| 日本内視鏡外科学会 | 技術認定医 1 |
| 日本乳癌学会 | 専門医 1、認定医 1 |
| 日本呼吸器外科学会 | 認定医 1 |
| 日本消化器病学会 | 指導医1 、専門医3、認定医 3 |
| 消化器内視鏡学会 | 専門医 2、認定医 2 |
| 日本癌治療学会 | 臨床試験登録医 1 |
| 日本臨床腫瘍学会 | 指導医 1、専門医2、認定医2 |
3.研修目標
- 患者の診察(問診・理学所見等)ができ、考えられる病気の鑑別診断、検査、治療の予定がたてられる。
- 外科の基本的な検査(エコー、上部内視鏡検査、下部内視鏡検査など)ができる。
- 術前評価、手術適応決定、術式決定が行える。
- おこりうる合併症、術後経過などについて患者・家族にわかりやすく説明ができる。
- 術者あるいは第一助手として安全で確実な手術手技を実施できる。
- 術後管理と経過把握および合併症対策が確実にできる また適宜患者・家族への説明ができる。
- 終末期医療では、患者の心のケアを含め全人的な医療を行うことができる。
- 病理学的検討ができ、貴重な症例を学会報告し、学術論文としてまとめることができる。
- 初期臨床研修医の医療行為の指導、学会発表の指導ができる。
(1)年度別研修目標
| 1年目 | ソケイヘルニア、肛門疾患(内外痔核・痔ろう)、虫垂炎 大阪外科集談会、近畿地方会での発表数件 |
| 2年目 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術、乳癌手術、結腸切除、幽門側胃切除術 など 地方会・全国規模の学会発表および和文論文1ー2編 |
| 3年目 | 胃全摘術、直腸切断術、肝切除術 など 全国規模学会・国際学会発表と英文論文1編以上 |








