NTT西日本大阪病院
診療のご案内
消化器外科タイトル
外科手術以外にも放射線治療、化学療法を組み合わせた治療や肝がんに対する肝動脈塞栓療法、ラジオ波・マイクロ波焼灼術、エタノール注入療法なども行っています。
病状にあわせて出来るかぎり低侵襲な治療を選択しています。胃内視鏡や大腸内視鏡を使った早期がん治療も積極的に行っています。
また腹腔鏡を使った手術では胆嚢摘出術はもちろん、大腸や胃脾臓などの手術も行っています。全身麻酔の手術前には必ず外科スタッフ全員で症例検討を行い、手術方法の妥当性について話し合います。
上部消化管(食道・胃)
上部消化管(食道・胃・十二指腸)
藤田正一郎消化器外科(上部)部長を中心に消化器内科、放射線科と協力して診断・治療を行っています。
食道がん
進行度に応じて早期がんには患者さんにQOLを考慮して内視鏡的粘膜切除(EMR)や胸腔鏡補助下小開胸食道切除、進行がんには手術、放射線照射、化学療法を組み合わせた集学的治療を行っています。
2011年8月現在、当院での手術件数は約5〜10例、放射線化学療法は約15例、内視鏡治療は約10例行っています。(いずれも年間)
胃がん
日本胃がん学会の胃がん治療ガイドラインにしたがった標準的治療を基本として、個々の患者さんに応じた最良の治療に努めます。また、多施設共同研究にも積極的に参加してEBMの確立をめざしています。超音波内視鏡、MRI、腹腔鏡検査などでより正確な術前診断を行ってから、早期がんには患者さんのQOL向上のため内視鏡的粘膜切除(EMR)、腹腔鏡(補助)下胃切除を、進行がんには進行度に応じた治療(手術と化学療法)を行っています。その結果、治療成績として手術症例の5年生存率はステージI:90.6%、ステージII:76.9%、ステージIII:50.0%、ステージIV:10.1%と良好な成績を残しています。
2011年8月現在、当院での手術件数は約80例、化学療法は約40例、内視鏡治療は約20例行っています。(いずれも年間)
下部消化管・肛門疾患
年々増加する大腸がん(結腸・直腸がん)の治療には当院でも精力的に取り組んでいます。治療方法は進行度診断にもとづいて決定します。
1) 大腸内視鏡下切除術:リンパ節転移の可能性が非常に低い早期がんに行います。従来の内視鏡的粘膜切除術(EMR)に加えて内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の導入により適応範囲が広がりつつあります。当院の大腸内視鏡件数は年間約1200例です。
2) 腹腔鏡下手術:早期大腸がんはもちろん進行大腸がんに対しても患者さんの負担の少ない腹腔鏡下手術を積極的に取り入れております。大腸がん切除手術の約半分は腹腔鏡下に行っています。内視鏡外科学会の技術認定医が中心となり安全な手術を心がけています。
3) 開腹手術:癒着が高度な場合、腸閉塞を起こしている場合や他臓器に浸潤しており合併切除を要する場合などは従来の開腹手術をおこなっています。
4) 2)、3)を含めた大腸がんの年間切除症例は約100例です。肝転移や肺転移も積極的に切除することにより生存率の向上をめざしています。進行大腸がんの術後補助化学療法、手術不能例での化学療法、放射線療法も個々の症例に応じて最適な方法を選択するようにしています。直腸がん手術ではできる限り人工肛門をさけ、出血量、性機能・排尿機能障害が少ない手術を指針としています。人工肛門(ストーマ)を造設せざるを得なかった患者さんのために外科医師、専任看護師からなるストーマケアチームを設けており、術後のメンタルケアから退院後のストーマ外来まで、行き届いたサポートを心がけています。 内痔核、痔瘻、裂肛、肛門周囲膿瘍などの良性肛門疾患の手術も年間約40例行っています。
肝・胆・膵
橋本和彦消化器外科(肝・胆・膵)部長(2013年4月赴任、日本肝胆膵外科学会高度技能指導医)を中心に、消化器内科、放射線診療科医(診断部門・治療部門)と協力して、肝胆膵領域の外科治療を行っています。消化器外科の中でも、肝胆膵外科は、病状が複雑であり、長時間に及ぶ手術もありますが、正確な術前診断のもとに安全で確実な外科治療を行うことを心がけています。
患者さんの治療法の選択は、当グループと肝胆膵を専門とする消化器内科医、放射線診療科医(診断部門・治療部門)が、各患者さんの検査データや画像について検討を重ねて、最良の治療法を考えて、治療方針を決定しています。
当グループでは、病状説明や手術説明の際に、イラストなどを使用して、わかりやすく説明し、患者さんに説明内容を十分納得していただいてから、治療を行っています。
治療は外科手術だけではなく、術前・術後の補助療法も施行しています。この点でも消化器内科、放射線診療科(診断部門・治療部門)などと連携して実施しています。
また、転移性肝癌の患者さんに対しては、原発部位ごとに大腸外科や胃外科などの各専門グループと連携をとりながら集学的治療(手術と抗癌剤治療などを組み合わせた治療)を行っており、肝切除術の適応がある場合には、当グループが主となって肝切除術を担当しています。
肝臓がん:
科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドラインに従って、肝切除を行っており、治療効果と安全性の両者に配慮した最善の治療法を提供するように努めています。また、傷が小さく低侵襲な腹腔鏡下肝切除術も行っています。
膵・胆道がん:
胆道がんに対しては、消化器内科で正確ながんの進展度診断の後、尾状葉切除を含む拡大肝葉切除などの高難易度手術を行っています。膵がんに対しては、過不足のないリンパ節・神経叢郭清を行い、門脈への浸潤が疑われる例には積極的に門脈合併切除・再建を行っています。また、良悪性境界病変などに対しては、機能温存目的の脾温存膵尾部切除などの縮小手術も取り入れ、腹腔鏡下膵切除も導入しています。
その他:腹腔鏡下胆摘術(単孔式も導入しています)、腹腔鏡下脾臓摘出なども行っています。
2013年の主な手術実績は、肝切除26例(腹腔鏡下肝切除11例)、膵切除15例(腹腔鏡下膵切除1例)、良性胆道疾患103例(腹腔鏡下胆摘術81例)、腹腔鏡下脾臓摘出術 2例です。
特殊検査・治療等
胃内視鏡 / 大腸内視鏡 / 腹部エコー検査 / 腹腔鏡
診察スケジュール・担当医
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
橋本 予約診のみ 大西
藤田
予約診のみ 大西
藤江
安達
予約診のみ - - 野中
予約診のみ
担当責任者:大西副院長、藤田消化器外科(上部)部長、
橋本消化器外科(肝・胆・膵)部長
審査15-2630-1