NTT西日本大阪病院
診療のご案内
歯科・口腔外科タイトル
当科では先天異常、下顎骨骨折・上顎骨骨折などの顎顔面外傷、下顎前突症(受け口)などの顎変形症、顎骨の嚢胞性疾患および腫瘍性疾患、粘液嚢胞・ガマ腫や唾石症などの唾液腺疾患、口腔癌、口腔白板症や扁平苔癬等の口腔粘膜疾患を含めた口腔外科的疾患を中心に診療を行っています。
その他、歯科矯正治療、入院患者を対象とした一般歯科診療、全身疾患を有した外来患者の歯科治療も行っています。
外来診療での口腔外科的疾患は埋伏抜歯術、簡単な良性腫瘍切除、歯根端切除手術などを行いますが、低侵襲の手術に努めています。
入院下での手術症例は、顎変形症、顎骨嚢胞性疾患、難抜歯・開窓術、顎骨骨髄炎、顎顔面外傷、悪性腫瘍の順でありました。
口腔癌に対しては、手術療法が中心ですが、症例ごとに手術、放射線療法、化学療法を適切に組み合わせた治療を行っています。平成8年より平成22年までの15年間に当科を受診した口腔悪性腫瘍患者は160名で、内訳は男性99名、女性61名、平均年齢は67.9歳でありました。組織別分類では扁平上皮癌121例(80.1%)、唾液腺悪性腫瘍11例(7.3%)、疣贅状癌10例(6.6%)、悪性リンパ腫9例(6.0%)の順でありました。当科で治療を行った扁平上皮癌1次症例は103例で5年生存率(死因特異的)80.1%であり、部位別での5年生存率(死因特異的)は舌90.7%(n=48)、歯肉62.7%(n=32)、頬粘膜100%(n=9)、口底58.3%(n=10)でありました。
(n : 母数)
また、stage別分類での5年生存率(死因特異的)はstageT100%(n=20)、stageU78.8%(n=26)、stageV80.2%(n=29)、stageW63.8%(n=24)でありました。

当科では1991年より矯正歯科専門医が着任し、歯科矯正治療も行っております。
症例の蓄積もあり2010年6月より矯正歯科も標榜しています。歯科矯正治療では、安定した咬合機能の獲得、及び良好な顔貌の審美性を得ることに力を注いでいます。
学童期には将来永久歯を並べる土台としての顎の成長バランスを整えたり、歯の萌出スペースを確保したりすることを主に矯正治療を行います。唇顎口蓋裂のように先天的要因によって顎骨の正常な成長が得られない方の成長コントロールを行ったり、成人の顎変形症に対する外科手術を併用した矯正治療を行ったり、幅広い年齢層に対して迅速な対応を行っています。
また、大阪府がん診療拠点病院の歯科として、消化器がん手術における周術期口腔管理、化学療法中の口腔管理などのがん治療における口腔有害事象に対し支持療法を行っています。
その他の取り組みとしては、NST委員会、化学療法委員会、ICT委員会などの院内委員会にも積極的に参加しています。
顎変形症
顎の発育や歯並びの異常が過大な場合、外科手術を伴う矯正歯科治療が必要となります。
術前の矯正歯科治療 → 顎の骨を移動させる手術 → 術後の矯正歯科治療
顎変形症
手術症例の内容
(単位:例)
  平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
顎変形症
69
47
48
58
55
顎骨嚢胞
32
30
30
27
30
良性腫瘍
9
11
10
12
8
悪性腫瘍
10
13
12
11
14
顎顔面外傷
11
9
17
6
4
顎骨骨髄炎
13
13
6
10
8
唇顎口蓋裂
1
0
1
0
1
歯性上顎洞炎
3
1
1
6
2
唾石症
4
1
2
2
2
難抜歯・開窓術
19
34
50
55
41
骨隆起
2
5
2
5
5
インプラント関連
0
4
2
1
1
その他
-
-
3
4
13
合 計 173 168 184 197 184
手術室での手術症例
(単位:例)
  全身麻酔下手術 局所麻酔下手術 総手術例
平成22年度
145
28
173
平成23年度
138
30
168
平成24年度
153
31
184
平成25年度
154
43
197
平成26年度
142
42
184
診察スケジュール・担当医
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
美馬
森本

滝川
美馬
森本

滝川
美馬
森本

滝川
滝川 美馬
森本

滝川
滝川 美馬
森本

滝川
美馬
森本

滝川
滝川 滝川
担当責任者:美馬部長
審査 15-1394-1