NTT西日本大阪病院
診療のご案内
歯科・口腔外科タイトル
当科では先天異常、下顎骨骨折・上顎骨骨折などの顎顔面外傷、下顎前突症(受け口)などの顎変形症、顎骨の嚢胞性疾患および腫瘍性疾患、粘液嚢胞・ガマ腫や唾石症などの唾液腺疾患、口腔癌、口腔白板症や扁平苔癬等の口腔粘膜疾患を含めた口腔外科的疾患を中心に診療を行っています。その他、歯科矯正治療、大阪府がん診療拠点病院の歯科として、院内他科との連携をすすめ、がん手術における周術期口腔機能管理、化学療法中の口腔機能管理を行い、がん治療における口腔有害事象に対し支持療法を行っています。
外来診療での口腔外科手術は、単純抜歯・智歯抜歯・顎骨嚢胞摘出・歯根端切除などの歯槽外科手術、比較的小さな口腔軟組織の嚢胞摘出術・腫瘍切除術、唾石などの唾液腺手術、膿瘍切開などの消炎手術を行いますが、低侵襲の手術に努めています。外来手術件数は例年約1000件程度です。
平成29年1月〜12月の手術室での手術症例は全身麻酔手術150所麻酔手術41例、計191例でした。
当科では顎変形症の下顎骨形成術、上顎骨形成術、悪性腫瘍の下顎骨切除術において、術前に撮影した頭部CTデータから実物大臓器モデルを作製し、術前にモデルサージェリーを行い、実際の手術に臨んでいます。上下顎骨形成術における顎骨の位置決めは独自の測定用定規を用いたダブルスプリント法にて行っております。
また、悪性腫瘍切除後の下顎再建、歯原性腫瘍であるエナメル上皮腫による下顎切断後の再建においては、チタンメッシュプレートと腸骨海綿骨を用いた再建を導入し、摂食機能や顔貌の審美性の回復に努めています。
入院患者数
(単位:人)
 
平成27年
平成28年
平成29年
人数
224
233
206
手術症例の内容
(単位:件)
  平成27年度 平成28年度 平成29年度
抜歯手術
45
43
29
補綴前外科手術・骨隆起形成術
3
8
4
インプラント関連手術
2
3
2
膿瘍・顎骨骨髄炎消炎手術
10
25
12
顎骨内嚢胞・良性腫瘍の手術
41
35
36
軟組織嚢胞・良性腫瘍の手術
5
11
12
唾液腺関連手術
4
7
0
上顎洞関連手術
2
5
6
顎顔面外傷手術
9
8
6
顎変形症関連手術
56
43
59
顎関節関連手術
0
0
0
悪性腫瘍手術
16
23
21
唇顎口蓋裂手術
0
2
0
その他の手術(再建外科、創傷処理など)
5
5
4
合 計 198 218 191
手術室での手術症例
(単位:件)
  全身麻酔下手術 局所麻酔下手術 総手術例
平成25年度
154
43
197
平成26年度
142
42
184
平成27年度
156
42
198
平成28年度
176
42
218
平成29年度
150
41
191
矯正歯科タイトル
歯並びやかみ合わせを治したいとお考えのみなさん。現状の矯正装置や治療費にどのような印象をお持ちでしょうか?
患者さんの期待に応えてきた歯列矯正器具の進化と矯正歯科医の責任
ご自分の歯並びに関心をお持ちの患者さんであれば、矯正治療は、歯に金属の装置(写真1)を接着し、ワイヤーで歯を引っ張るという原理で行われていることはよくご存知のことと思います。このような装置には目立つ、痛い、歯磨きがしにくい、といった問題点があることも容易に想像されていることと思います。
痛みや歯磨きしにくいことは何とか我慢できても、対人的にお口に装着している矯正治療の器具が目立つことには許容できない接客業に就かれておられるような方は必ずおられます。たとえば、接客業に携わっておられる方は、会社から装着することを禁じられておられる場合もあります。
そこで、できる限り装着していることを隠すために、装具を白い材質のもの(プラスチックやセラミック)にしたり、ワイヤーを白くコーティングしたりする工夫がなされてきました(写真2)。
しかしながらこれらの装置を付ける限りは装置が着色したり、変色したりすることで装着していることを隠すことはできません。
また、30年以上前から歯の裏側に接着するという装置があり、改良が加えられ希望する患者さんはこれで治療を受けておられます(写真3)。しかしながら、尖った器具をつけることに変わりありませんので、舌触りなどの装着感の悪さ(痛みや違和感)があります。その点では歯の表面に接着する装置が唇に与える装着感の悪さとあまり変わりません。
これらの問題に対し、2002年からワイヤーを使用しない方法で行う治療方法がアメリカで開発されました。日本矯正歯科学会は、これを“アライナー型矯正装置”(写真4)とし、ガイドラインを示しました。簡単にその原理を説明すると、歯を少しずつ(およそ0.2mm)計画された方向へ動かせるように設計された透明で薄い弾力性のあるマウスピース用の装具を2週間に一度ほど取り替えて、徐々に最終的な歯の位置まで歯を動かすという方法です。
歯科医は、患者さんからすると理想的に思える新しい方法の選択を行う時、見た目ではなく、歯を動かすうえでのそれぞれの方法の長所短所を十分知り、個々の患者さんに対する正確・最適な治療計画を策定しなければいけません。当院では日頃より、患者さんそれぞれに異なるご希望に沿うべく、それぞれの効果を生かした様々なタイプの装置を安全に使っていただけるように、相談・指導や治療計画の説明を行っております。
変わる歯列矯正装置
症状の重い患者様の治療と医療支援制度
先天異常(口蓋裂など)や、後天的な顎(あご)の変形で顔を介する社会的コミュニケーションや発話(構音)、咀嚼(そしゃく)機能に障害があると診断される患者さんには、矯正治療に外科的な加療方法が必要であることが多く、国の健康保険制度や自治体の自立支援制度(育成医療・厚生医療)も適用されます。
矯正歯科学的・外科的方法のスムースな連携が肝心
このように噛む機能や歯の生え変わりの問題はもちろんのこと、快適な社会生活に必要な発話や表情表出といった言語・非言語コミュニケーションをスムースに行うという、顔や顎の大切な機能に比較的重い障害をお持ちの患者さんに対しては、当院のように矯正治療と外科治療が即時に連携でき、歯の移動と顎の骨の手術を含んだ複合的な治療の方法や計画の選択・実施・改良が迅速に行える環境が必要です。よくある例として、埋もれた歯の牽引や歯・骨の自家移植を含んだ矯正治療を行うことができます。
歯並びや発音・かみ合わせ、お顔の変形あるいは歯が生えてこないなどの訴え、費用への支援制度や治療方法でお悩みや疑問をお持ちの患者さん方には、是非とも当院の矯正歯科・歯科口腔外科の歯科医師にお気軽にご相談ください。
診察スケジュール・担当医
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
美馬
森本

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美馬
森本

美馬
森本


美馬
森本


美馬
森本

担当責任者:美馬部長
審査 W18-0606-1