NTT西日本大阪病院
診療のご案内
乳腺・内分泌外科タイトル
当院は日本乳癌学会認定施設であり、患者さんにやさしくわかりやすい診断治療をめざして、乳腺外科の医師(日本乳癌学会乳腺専門医)、放射線科の医師、放射線治療科の医師、病理科の医師、心療内科の医師、乳房撮影の資格をもった放射線技師、エコー技師、看護師(主に日本看護協会がん化学療法看護認定看護師・日本看護協会緩和ケア認定看護師)、薬剤師、理学療法士とそれぞれの専門家が協力して診療にあたります。
検査
当院でも、乳癌が疑われる対象者の選別を行うための各種スクリーニング検査と診断の確定を行うための組織診も行っています。
マンモグラフィ(乳房専用のレントゲン検査)
マンモグラフィとは乳房専用のエックス線検査です。乳房を専用の板で圧迫した状態で撮影する検査で、しこりや石灰化などの異常を確認します。石灰化とは、乳腺の中に存在するカルシウムの沈着物のことで、乳房にはさまざまな石灰化が見られることがあります。妊娠中あるいは授乳期などの方は、医師とよくご相談ください。
乳房超音波検査
エコー検査は、超音波による検査です。乳房に超音波を当てて映し出された画像を確認し乳房内にしこりがあるかどうかの診断します。映像はリアルタイムで表示されるため、気になる部位をさまざまな角度から観察し、腫瘤を調べることが可能です。また妊娠中でも検査可能です。検査に要する時間は15分程度です。
細胞診(穿刺吸引細胞診)
マンモグラフィや超音波検査などの画像診断で異常が疑われた場合、病変部に直接細い針を刺して,注射器で吸い出した細胞を顕微鏡で観察します。多くの場合は局所麻酔なしに行われ、手で触れたり,超音波で病変を確認しながら針を刺します。刺した部分に血腫(けっしゅ)(血の塊)ができることがあります。検査時間は準備も含めて10分程度です。
組織診(当院ではステレオガイド下吸引式乳房組織生検)
自治体によるがん検診の推進等で検査数そのものが増加するのに伴い、マンモグラフィや超音波検査によって乳癌疑いの早期発見率は増加の傾向がありますが、元々一定の割合存在する(画像診断単体では判断が難しい)石灰化した非触知病変(早期で明らかな腫瘤がない)が発見され要精査となる事象も件数が増えています。
かつては、非触知病変については外科的生検による判定がなされていましたが、病変が小さくても大きな傷が残ることから現在では一般的ではなくなり、日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインでは石灰化を伴う非触知乳癌の確定診断にステレオガイド下吸引式乳房組織生検(ステレオガイド下マンモトーム ST-VAB)を先ず行うことが勧められてております。 この検査では太めの針で診断用の組織を採取するのですが、局所麻酔を用いて痛みを抑えて検査を行います。
一般的には傷は4〜6mm、刺した部分に血腫ができることがありますが、自然に消えていきます。検査単体では通常、入院の必要はありません。
当院では患者さんにうつ伏せになってもらい、手術操作を患者さんからは見えない所で行うタイプの機器で対応しております。
抗血栓薬(アスピリンやワルファリンカリウム等)を飲まれている方には検査数日前から内服を中止いただくことがある等、検査に当たっての条件について医師から説明いたします。
ステレオマンモグラフィーガイド下マンモトーム生検装置
患者さんは台の上(黒矢印)にうつ伏せで寝て、乳房を中央の穴から(赤矢印)下に出るようにします。医師は台の下から操作し(緑矢印)、針で組織を採ってきます。患者さんはうつ伏せになっているだけで、手術操作は見えません。
手術
患者さんの希望をお伺いし、適応のある症例には積極的に乳房温存療法を行うようにしています。
(乳房温存療法の)適応がない症例には、術前化学療法を実施してからの乳房温存療法ないし後日の乳房再建前提の乳腺全摘出を検討します。
乳房再建はインプラント挿入による人工乳房再建及び自家組織(広背筋皮弁)による乳房再建のどちらも実施しております。
なお、一般社団法人日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 にて、実施施設として登録しておりますので人工乳房再建についても保険適用可能です。
放射線治療
術後通院にて放射線治療を行うことがあります。
放射線治療については、放射線治療科のページを参照してください。
レーザー脱毛のご案内
薬物治療
抗がん剤やホルモン剤等の薬剤を、静脈内注射や内服等の方法で投与する治療法です。
ホルモン感受性、がん細胞の活動性、進行度合い等の違いにより、薬剤の使い分けを行います。
なお、がんには薬剤によく反応するタイプとそうでないものがあるので、治療を選択(癌の再発可能性、術後化学療法の必要性の判定)する参考として乳癌組織の遺伝子検査(多遺伝子アッセイ)を提案することがあります。 ただ、検査には保険適用がなく自費で受けていただくことになるのと、がんのホルモン感受性により有効無効の違いがあるため、必須ではありません。
なお、当院ではCurebest ™ 95GC Breast(キュアベスト95ジーシーブレスト)を採用しております。
薬物療法中の副作用として骨髄抑制(白血球の減少等)、悪心・嘔吐、脱毛、全身倦怠感等の諸症状については日本看護協会がん化学療法看護認定看護師によるサポートを、口内炎の予防、制御には歯科・口腔外科による口腔ケアを案内しております。
入院中から退院後までのサポート
がんが広がっている恐れのある部分を手術によって切除した後は筋肉や腋の下の皮膚が縮んでおり、肩を動かすと突っ張りや痛みを感じ、意識的に動かさなくなってしまい筋力の低下を招くことになりますので、入院中より、当院リハビリテーション科の療法士による基本的な動作能力改善のリハビリテーションを行います。
腋窩のリンパ節を手術によって取り除いたり放射線治療によりリンパ液の流れが滞って、腕等がむくむことがあります。このむくみをリンパ浮腫と呼ぶのですが、こちらの予防策の指導を行います。
リンパ浮腫外来
乳癌術後のリンパ浮腫に対して専門のナース(リンパ浮腫セラピスト)を配置して予防と治療に努めています。
診療実績
平成28年度
乳癌49件
診察スケジュール・担当医
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
- 予約診のみ 塚部 予約診のみ - 吉田(予約診のみ) 塚部 予約診のみ - -
担当責任者:大西副院長
専門外来について
月・火・木曜日 10:00〜15:00 完全予約制
但し祝祭日・年末年始を除く
審査 W17-2220-1