NTT西日本大阪病院
関節リウマチ検診について
関節リウマチ検診について

関節リウマチ検診について

関節リウマチは、生物製剤などの治療薬の進歩により大きく予後が改善しました。適切な治療により低疾患活動性をコントロールするためには疾患活動性を正しく知ることが必要です。しかし一面的な評価では疾患活動性を正しく知ることは困難です。そのため色々な疾患活動性評価指標がありますが日常診療では時間的制約のためなかなか行うことができません。そこで、日常診療では評価しきれない疾患活動性をきちんと評価して医師の関節リウマチの治療に資すると同時に、患者さんの療養に役立つ情報提供や相談を行い、療養上の不安を解消するなどして、効果的な治療効果を得られるよう努めています。
定期的な検診(半年〜1年間隔)としてリウマチ検診(リウマチドック)を是非ご活用いただければと思います。

関節リウマチ治療は治療目標を定めた治療、T2T(Treat to target)が基本です。
 ここでめざす治療目標は「寛解」です

Treat to target

しかし本当は、真の治療目標は病気の勢いが完全になくなった「治癒」という状態です。もしこの状態を状態達成できればもはや治療は必要ありません。しかし、治療を終了しても再発しない「治癒」という状態を現在の医学では知ることができません。そこで「治癒」に近い状態として、「寛解」や「低疾患活動性」をめざして治療を行います。残念ながらこの状態では治療をやめると再発する恐れがまだあります。そこでより「治癒」に近い「寛解」や「低疾患活動性」の基準を求めて様々な疾患活動性の指標が提唱されているわけです。

見やすい疾患活動性評価

様々な指標の結果は一様ではないので、異なる結果をどう考えるかが悩ましいところです。そこでグラフで比較して示しました。赤で示した患者さん自身の位置がどのあたりに並ぶかで疾患活動性がイメージしやすくなります。

表
(出典:NTT西日本大阪病院)       

関節破壊進行をグラフ化

また、疾患活動性が高い状態が続くと関節の破壊が進行します。この破壊の進行を抑制することも治療の大事な目標です。結果としてのリウマチ疾 患活動性の蓄積による関節破壊は、患者さんのリウマチの歴史の積み重ねを見ています。一度破壊された関節は内科的治療では元に戻りません。急速に関節破壊が進行する(RRP)と短期間で関節破壊が進行してしまいます。あくまで参考ですが、関節破壊の進行が早く進むのは活動性がコントロールできていないことを示唆します。臨床的な疾患活動性だけでなくこのような見方も重要です。

表
(出典:NTT西日本大阪病院)       

検診内容

  • 疾患活動性評価;DAS28, CDAI、SDAI, HAQ, RAPID3, PAS/PAS II, EQ-5D
  • 関節エコー(PDUSスコア)、関節レントゲン(ラルセン、シャープスコア)
  • 療養相談(リウマチケ財団登録看護師、薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカー、皮膚科診察など)
  • ※原則として活動性の評価のみとなりますので検診結果をもとに治療はご紹介いただいた医師のもとで行なっていただきます。治療に関するご相談が必要な場合は別途その旨お伝えください。

    費用

    保険診療範囲内で行います。

    結果について

    当日簡単な結果を患者さんにお渡しし説明を行いますが、後日、紹介医療機関と、患者さん本人に詳しい検診結果を郵送いたします。

    予約について

    毎週火曜日 12時〜半日程度(但し祝祭日は除く)
    ◎完全予約制
    ・かかりつけ医より地域医療連携室を介してFAXで予約
    ・当院主治医からの院内予約も可
    FAX:06-6773-8017
    (※電話番号をお確かめのうえ、お間違えのないようにお願いいたします。)

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    審査 W17-0367-1