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沖縄支店

特賞(作文の部)

4学年の部 城南小学校 唐真 美桜(とうま みお)
「世界一大好きなお母さん」
 
  五月の第二日曜日は、母の日です。
 その日に近づくと、私の兄弟は、母の日にサプライズする計画を立て始めます。もちろん、お母さんがいない時にです。そして、計画を立てる相談をすると、毎年同じけっかになります。それは、一つ目、朝ごはん作り、二つ目、昼ごはん作り、三つ目、夕ごはん作り、そして、最後にサプライズのプレゼントタイムです。この計画は、父にも協力してもらいました。
 そして、いよいよ母の日当日をむかえます。この日、私たち兄弟はとても早起きします。
その理由は、朝ごはんのメニューを書くからです。そのメニューには、自分たちが作れるわずかなしゅるいのごはんと、おかし、セルフサービスという設定にされた兄の手作りコーヒー、イラストなどが書かれています。そして毎年、母はこのメニューをとっておいてくれます。それからもちろんお父さんにも朝ごはんを作ります。そこで毎年、お父さんは私たちが作った朝ごはんを、何まいにも写真にとっておいてくれます。お父さんは、「とってもおいしいよ。コーヒーもいいこさだね。お父さんより上手かもね。」
などと言ってほめてくれます。
 お母さんも、
「ありがとう。とってもかわいくておいしいよ。」
と言いながら、うれしそうに食べてくれます。
そのころには、お父さんはもう食べ終わっていて、台所のかたづけを手つだってくれています。
 お母さんも食べ終わると、兄弟三人であらいものをしました。それが終わるとお母さんは、
「ありがとう。」
と、何回も何回も言ってくれました。
 私は、お母さんの、『ありがとう。』という言葉を聞くたびに、(がんばってよかったな。)と思います。
その後はお母さんに、できるだけまったりしてもらいます。お母さんは、いつも家の仕事やPTAの作業でいそがしいので、このまったりできる時間がとても楽しそうでした。そして家族でおしゃべりやカードゲームをしていると、時間はあっという間にすぎ、まるで一時間が一分に思えます。
そして、すぐにお昼ごはんの時間に近づいていきます。そして、朝ごはん作りにつづくあと三つの楽しみのうちの一つ目が始まります。それは、お昼ごはん作りです。お母さんには本などを読んででも待っていてもらい、そしてその間にお父さんと妹と兄と私でカレーを作ります。私はまだせがひくいので、父や兄のように火やフライパンを使ったりする事はできませんが、台にのぼって野さいを切る事くらいならできるので、毎年、私の役目は野さい切係です。妹は私よりも小さいので、レンジで肉を温めたりする係です。そんなこんなで一時間半以上かかって手作りカレーの出き上がりです。みんなで食べている間、お母さんは、
「とってもおいしいよ。」
とほめてくれて、とってもうれしくて、カレーもおいしくて、がんばったかいがあったなと思い、とても三十分もあるとは思えない早さでお昼ごはんの時間はすぎていきます。そしてその後は夕ごはんの話し合いなどで、また、まったりとした時間をすごしました。
 そして、またものすごい早さで夕ごはんの時間になり、また四人で野さいいためとみそしるを作りました。お母さんもまた、 「とってもおいしいよ。」と言ってくれました。
そしてその後が一番大事なプレゼントタイムです。
みんなでえらんだシュシュと、手紙をあげると、お母さんはとてもよろこんでくれました。
そして、お母さんのためにこんなにがんばれるのは、お母さんが世界で一番大好きで、だれよりも大切だからな、と思いました。
 
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