News Release

平成11年12月13日

加入者交換機機能メニュー提供に伴う接続約款変更の認可申請について



 NTT西日本及びNTT東日本(以下 NTT東西)では、加入者交換機機能のオープン化について、平成9年7月に「市内交換機機能のオープン化(高度サービス接続)について」を発表*1し、加入者交換機機能メニューの考え方の公表を行なって、その諸準備を進めてまいりました。

 本機能についてはまもなく開発が完了し、平成12年1月以降に他事業者に提供可能となることから、NTT東西は、本日、郵政大臣に対し接続約款を一部追加・変更する認可申請を行ないました。

*1 発表当時はNTT。


1. 加入者交換機機能メニューの概要

 NTT東西が加入者交換機にサービスを構成する機能(機能メニュー)を41種類用意し、他事業者が自社のサービス制御局(SCP)*2から信号網を介して、機能メニューを自由に組み合わせることにより、フリーフォンやVPN*3等の他事業者の高度サービスを提供できるようになります。
 加入者交換機機能メニューを利用した接続構成図等は、別紙のとおりです。

*2 SCP(Service Control Point):加入者交換機機能メニューを動作させるための接続制御を行う装置。

*3 

VPN(Virtual Private Network):セキュリティを確保することによって、公衆網を専用網のように利用できるサービスの総称で、「仮想私設網」と呼ばれる。

2.機能メニュー提供の経緯

 従来、他事業者が、NTT東西の加入者交換機のソフトウェア変更等の網改造を伴って新しい高度サービスを提供するためには、要望の都度、個別に加入者交換機の網改造を行なう必要があり、その結果として、サービスの実施までに時間を要していました。

 今回、加入者交換機機能メニューを提供することにより、NTT東西の加入者交換機の機能をNTT東西と他事業者が同等に利用することができるようにしました。これにより、サービス競争条件の公平性が担保され、網改造を行なわずに他事業者がサービス提供できるようになる等、公正競争条件の一層の整備が図られます。

 また、高度サービスの競争が活性化されることにより、サービスの多様化等ユーザー利便の向上が期待されます。

3.実施時期

 郵政大臣の認可後、速やかに実施したいと考えています。



[別紙]
加入者交換機「機能メニュー」の概要


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