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オフィスにおける新技術の実検証 |
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研究開発段階の新たな技術を実際のオフィスで順次活用し、サービス化に向けた検証を実施します。 |
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<オフィスで実検証する主な新技術> |
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無線メッシュ技術を活用したオフィス環境のマイクロコントロール【別紙1】 |
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総務省が平成24年7月に開放予定である920MHz周波数帯を活用し、オフィス内に設置したセンサーの情報を無線メッシュ技術により網羅的に収集することで、例えば会議室単位等のより細かな範囲において照明や空調をコントロール(マイクロコントロール)する取り組みを実施します。本周波帯はスマートメーター等での利用が期待されており、無線メッシュ技術を活用した新しいサービスの創出を推進します。 |
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仮想化技術やオープンソース技術を活用したBCP対策【別紙2】 |
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東日本大震災の経験から企業のBCP対策に対する関心が高まる中、オープンソースソフトウェア※2を用いて、既存の市中製品では実現が困難であったLinux環境の無停止バックアップなど、システム全体を停止することなくバックアップする無停止バックアップ技術の開発に取り組んでいます。また、データセンターに仮想化技術を活用し、複数のデータセンターを跨いだサーバー等の冗長化を行うことにより、大規模な災害・障害時においてもサービス利用者に影響を与えずサービスを継続するシステムの冗長化や切り替え技術をめざします。 |
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※2 |
無償で公開されており、誰でも改良、再配布が可能なソフトウェア |
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トレーサビリティー技術を活用したセキュリティ向上【別紙3】 |
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近年、社会問題となっている情報漏えいは、厳しいセキュリティーポリシーを規定している企業でも発生しており、今後はポリシーに沿った適切な運用が実施されているかどうかを確認できることが重要となります。そこで、企業における情報漏えい事故等を防ぐシステム運用の推進を図るため、パソコンや共有サーバー等が出すログからデータの関係性を抽出する技術を活用し、ファイルやデータの操作履歴をトレース・可視化します。 |
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“Innovation LAB”における取り組みの見える化 |
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社内はもとよりアライアンス企業・大学さま等に対して開発中の新技術の展示やデモンストレーション等「研究開発の見える化」を実施し、お客様目線を取り入れたサービスの開発や、ICTを活用したスマートなオフィスの推進に努めます。 |