News Release

平成18年9月20日


ユビキタス社会の新サービスをクリエイトする
「V6プレミアム・フォーラム」の設立について



 NTT西日本は、人々の暮らしやビジネスをより快適なものにする無限の可能性を秘めたブロードバンド&ユビキタス社会の実現に向け、IPv6ネットワークを活用した更に質の高いサービスを開発して新たな市場を創造していくために、IT産業事業者や学術機関等との交流を図る取り組みとして、「V6プレミアム・フォーラム」(以下、本フォーラム)を、平成18年9月28日(木)に設立します。
 これにより、本フォーラムに参加する企業(団体)の有する技術・知識及びアイデアを結集し、相互の垣根を越えたコラボレーションを更に推進することで、IPv6ネットワークを活用した「新たなビジネスモデルの創出」や「市場の創造」に取り組み、西日本地域の活性化・発展に貢献することを目指します。
次世代規格のIPv6(Internet Protocol version 6)を使ったネットワーク。現在広く利用されているIPv4を使ったネットワークに比べ、膨大なアドレスが利用できるようになるため、情報端末やその他のあらゆる機器やモノにIPアドレスを付与し、様々な制御をネットワークを通じて行うことができるようになります。また、パケットそのものを暗号化してセキュリティを強化する機能により、エンド・ツー・エンドのセキュアな通信も可能となりますので、様々な新しい通信サービスが期待できるようになります。


1.背景
 昨今、ネットワークサービスの光化・IP化の流れが一段と加速し、固定網と携帯網の融合(FMC)や通信と放送の融合、さらには通信と金融の融合など、今後も様々な分野において融合が進むと予想されており、これらを実現するブロードバンド&ユビキタスサービスは、人々の暮らしをより快適にする無限の可能性を秘めたものと期待されています。
 特に、西日本エリアは、多極分散型の経済と多様な地域性などの特徴があり、ブロードバンドサービスを活用することで、地域社会の活性化に繋がるビジネスが多く見込まれ、様々な発展の可能性を秘めた市場でもあります。
 このような状況において、これまでもNTT西日本では、IPv6ネットワークを活用した各種フレッツサービスなどを通じて、ブロードバンド&ユビキタスサービスの提供を行ってまいりましたが、今後もますます多様化する市場の要望に、より柔軟にスピーディーにお応えできるサービスを開発・提供していくため、IT産業事業者ならびに学術機関の皆様と技術や知識を共有し、新たな「ビジネスモデルの創出」や「市場の創造」を実現する取り組みとして本フォーラムを設立することとしました。


2.フォーラム概要
(1)名称
 V6(ブイロク)プレミアム・フォーラム

(2)活動内容
 ブロードバンド&ユビキタス社会の実現に向け、必要不可欠な情報通信プラットフォームであるIPv6ネットワークや、コンテンツ、アプリケーションサービスなど幅広い分野でのアライアンスやコラボレーションを展開し、新たな価値創造に向けた活動を推進してまいります。
 具体的には、NTT西日本からの「情報発信」を基礎として、参加企業等からの「アイデア募集」や展示会等の「プロモーション活動」などを実施し、新たなビジネスモデル創出に必要な検討や相互支援を実施します。

《本フォーラムの具体的な活動》《本フォーラムの具体的な活動》

(3)参加会員等
 本フォーラムの会員は、西日本地域に拠点を置き、IPv6ネットワークなどを活用した製品・サービス・技術に着眼した事業活動を展開している、家電メーカ、コンテンツ事業者、ISP事業者、ITベンチャー等のIT産業事業者または、西日本地域の公的研究機関や大学、高専などの学術機関関係者となります。
 なお、次年度以降につきましては、既会員からの紹介やオープン公募などによる参加会員の拡大を行う予定です。

(4)設立日
 平成18年9月28日(木)

【参考】

本フォーラムの設立にあたり、セレモニーを以下のとおり開催いたします。
・日時: 平成18年9月28日(木) 15:00〜
  ・場所: リーガロイヤルホテル大阪
(〒530-0005 大阪市北区中之島5-3-68)
  ・参加企業(団体):150企業(団体)を予定
  ・内容: 基調講演<1>
 「IPv6がもたらす研究開発分野の変革(仮)」
 講師:奈良先端科学技術大学院大学 山口 英 教授
    基調講演<2>
 「NTT西日本が描く次世代IPv6ネットワーク戦略」
 講師:NTT西日本研究開発センタ所長 木村 丈治  他


3.今後の活動展開
 本フォーラム設立当初は、IPv6ネットワークに関連する情報発信やアイデア募集を中心に活動を行う予定ですが、今後IT業界のプロフェッショナルを目指す高専や大学などの学生を対象にした、インターンシップ制度の運用や、IPv6ネットワークを活用した優良コンテンツ(ストリーミングやオンラインゲーム、ロボット制御技術、グリッドコンピューティングなど)の技術コンテストの開催についても、検討を進めてまいります。



【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
NTT西日本 ソリューション営業本部
ソリューションビジネス部 プロジェクト推進担当
板坂、東、川手
電話 06−4803−4604


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