別添資料4/4



エピソード2 サービス開始当初 扇風機を抱えて機械を冷やす?

 「中央気象台午前6時発表の東京地方の天気予報を申し上げます・・・」電話からこんな声が流れ出て、天気予報サービスの商用試験が始まったのは1954年9月1日。中央気象台で予報を吹き込んだテープレコーダーにつなぐものでしたが、時あたかも台風シーズン。新聞や放送で天気予報サービスの商用試験が紹介されたこともあり、利用が殺到しました。交換機のヒューズはひっきりなしにとび、電話局では扇風機で機械を冷やすなどテンヤワンヤ。朝から真夜中まで、1日の通話数はザット1万回、「話し中」も含めると約10万人くらいがダイヤルしていたとみられています。


エピソード3 番号は当初、地域によって別々?

 天気予報の番号は、1954年9月1日東京で商用試験が始められたときは「一般の電話番号」でした。ついで、同年9月22日には「222」が使われ、名古屋、大阪、・・・と順次全国へ拡大されていったものの、番号は別々だったのです。

<天気予報サービス提供番号>


エピソード4 「177」・・・テンキになれなれ

 上記の番号変遷にもあるように、サービス開始当初は番号が地域によって別々でしたが、1964年から全国的に「177」に統一されました。
 この番号は「イイ テンキニ ナレナレ」という“記憶術”が考案され「177」という番号になったものです。当時は覚えやすいと評判になりました。


天気予報サービスの豆知識

 「177」をダイヤルしてから、数十分、数時間も受話器を上げたままにしたことはありませんか。
 天気予報サービスは、6〜12分で通話が切れるようになっています。したがって、数十分、数時間分の通話料が請求されることはありません。


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