News Release

平成15年12月24日


沖縄本島−宮古島間および宮古島−石垣島間に
海底光ケーブルを敷設


−宮古島・石垣島でのブロードバンドサービスが可能に−


 昨今の情報通信分野における技術進歩は目覚しく、多彩なジャンルにおける情報通信の利用機会の拡大などを背景にネットワークサービスはブロードバンド化へと急速に変貌を遂げているなか、これまで沖縄県における情報格差の是正、新たな産業の創出や社会生活の向上及び教育現場のIT化の促進等、それを支える通信インフラ整備の必要性について、沖縄県様、関連市町村様の共通の課題として、弊社もその解決に傾注すべき調査検討会へ参画してまいりました。

 そのようななか、この度沖縄県様が海底光ケーブル敷設促進に資する基礎調査の実施を決定されたことを受け、弊社としても地域振興・活性化に向けた地域貢献等に寄与するため、沖縄本島、宮古島、石垣島への海底光ケーブル敷設工事(総工事費約21億円)を平成16年度に着手することに決定致しました。
 
 現在、沖縄本島−宮古島間は旧方式の海底光ケーブルを使用しており、また、宮古島−石垣島間は無線方式であるため、ブロードバンドサービスに対応できない状況にありますが、今回、最新の技術を駆使し、総延長約460kmの海底光ケーブル敷設工事を実施することにより、今後、ますます拡大していくブロードバンド需要にも迅速に対応することができるように致します。

沖縄本島−宮古島間および宮古島−石垣島間に海底光ケーブルを敷設−宮古島・石垣島でのブロードバンドサービスが可能に−

  沖縄本島−宮古島間 宮古島−石垣島間
海底区間距離 約340km 約120km
適用システム 新海底光方式(FSR)※1 ADMリングシステム※2
※1  FSR(Fiber Submarine Repeaterless Transmission):遠隔励起光増幅技術と低損失経済化光ケーブルを採用し、電力の供給を必要とする中継器を設置せずに約350Kmまで伝送が可能な方式
※2  ADM(Add Drop Multiplexer)リングシステム:電気信号の多重・分離機能を有し、約120kmまで伝送が可能な伝送方式


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