平成15年11月 6日
(報道発表資料)
西日本電信電話株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト
株式会社エヌ・ティ・ティ マーケティングアクト


セキュリティサービスの推進強化について



〜NTT西日本グループトータルで1,000人規模の「セキュリティサービス推進室」を新設しセキュリティサービスを推進していく〜


 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)、株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト)、株式会社エヌ・ティ・ティ マーケティングアクト(以下、NTTマーケティングアクト)の3社は、高まるセキュリティ対策のニーズに対応するため、トータルセキュリティサービスの充実とともに「セキュリティサービス推進室」(別紙1参照)を各社に新設します。


1.背景
 現在のIT活用の高度化とブロードバンド化の急速な進展にともない、情報ネットワークは自治体や企業の経営基盤そのものになっています。その一方で、コンピュータウイルスによる「ネットワーク停止」「情報資産の喪失」や不正アクセスによる「ホームページの改ざん」などによるセキュリティ被害が顕在化しています。セキュリティ被害は、直接的な被害だけでなく、社会的信用の失墜や損害賠償などにより、経営そのものまでも脅かされる危険性が増大しています。
 こうした現状に対して、NTT西日本グループは「安心」「安全」「信頼」を強みとして、「セキュリティマネジメントサイクル」(別紙2参照)に沿った、より品質の高いトータルセキュリティサービスを提供していきます。


2.NTT西日本グループ一体となったセキュリティサービスの取り組み
 セキュリティ対策は、セキュリティポリシー策定やセキュリティ監査、社員教育などのソフト的な対策から、データの暗号化や電子認証などのシステムの構築を中心としたハード的な対策まで、一貫した「セキュリティマネジメントサイクル」を構築・維持し、日々タイムリーなセキュリティ対策を実施していく必要があります。そこで、NTT西日本グループでは、地域密着型の体制で専任の技術者を配置することなどにより、お客様にきめ細やかなトータルセキュリティサービスを提供していきます。
 また、NTT(持株会社)研究所を中心とするグループ各社との連携や業界を先導するセキュリティベンダーなどとの提携により、高度かつ先進的なセキュリティ技術を活用した新たなサービスなどを開発・提供していきます。

 なお、セキュリティサービスの推進強化を図るために、NTT西日本、NTTネオメイト、NTTマーケティングアクトは以下の体制で取組むこととします。

(1)NTT西日本
 NTT西日本は、本社ソリューション営業本部に約40名体制の「セキュリティサービス推進室」を設置し、NTT西日本グループのセキュリティビジネスを統括・推進します。さらに、「セキュリティサービス推進室」を全支店で約250名の体制で設置し、セキュリティポリシー策定などのコンサルティング活動を含む、高度なセキュリティサービスを提供できるよう地域密着型の営業体制を強化します。

(2)NTTネオメイト
 NTTネオメイトおよび地域NTTネオメイト各社は、総勢で約500名の人員からなる「セキュリティサービス推進室」を設置し、セキュリティシステムの構築、セキュリティ診断などの保守・運用業務をNTT西日本と連携し実施します。具体的には、各地域の「お得意様サービスセンタ」にセキュリティの運用・監視系サービスのお客様窓口などを設置し、地域密着型でセキュリティサービスを提供していきます。
 さらに、今後需要の拡大が見込まれる高度なセキュリティの運用・監視系サービスを西日本全域で提供するため、NTTネオメイト関西に「セキュリティサービスセンタ(SSC)」を新設し、体制強化を図ります。

  ※   西日本エリアに6ヵ所(名古屋、大阪、金沢、広島、松山、福岡)あり、お客様ネットワークシステムの故障監視やログ分析などの運用保守を行っています。

(3)NTTマーケティングアクト
 NTTマーケティングアクトおよび地域NTTマーケティングアクト各社は、総勢で約200名の人員からなる「セキュリティサービス推進室」を設置し、中堅・中小規模のお客様に対し、きめ細やかにセキュリティサービスを提供できるよう営業体制の強化を図ります。


3.売上目標
 NTT西日本グループは、セキュリティ関連ビジネスで平成18年度200億円の売上を目標とし、お客様のご要望に対応するトータルセキュリティサービスの提供を行います。



【別紙1】セキュリティビジネス推進体制
【別紙2】セキュリティマネジメントサイクル


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