(報道発表資料)
平成15年9月19日

西日本電信電話株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト


台風14号により被災した沖縄県宮古島における
通信設備の早期復旧の取組みについて


−NTT西日本グループが一体となり総力をあげて早期復旧を目指します−


 西日本電信電話株式会社(以下NTT西日本)は、9月11日の台風14号により多大な損傷を被った沖縄県宮古島のお客様の通信サービスを緊急に復旧するため、沖縄支店を中心に復旧に取り組んでいるところですが、早期の復旧を目指すためNTT西日本エリアにおける通信設備の保守・運用を担う株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下NTTネオメイト)と連携し、西日本エリア全域からの支援体制を確立し、復旧体制を強化いたしましたのでお知らせします。

 今回の台風14号の被害は、最大瞬間風速74.1m/sを記録する史上まれにみる規模であったことから、従来になく電柱の倒壊・折損等が多く発生しております。これまでNTT西日本沖縄支店とNTTネオメイトグループの沖縄県域を担当するNTTドゥが連携して復旧に努めてきておりますが、NTTドゥが所有する復旧に必要な機材及び復旧要員が不足していることから、NTTネオメイトでは地域各社15社等をとりまとめ、現地の状況を踏まえつつ、電柱・架空ケーブルの復旧に必要な車両40台及び作業担当者約90名を派遣いたしました。復旧部隊の第一陣は、既に大阪(南港)、愛知(名古屋港)、鹿児島(鹿児島港)等から9月18日(木)以降順次海路にて重機車両とともに出発しており、9月20日(土)までに宮古島に到着し、現地の200名体制の復旧チームに合流のうえ、災害復旧活動にあたります。


1.被災状況等(沖縄県宮古島:9月18日17時現在)
(1) 一般加入電話
専用線サービス
2,668回線
113回線
(2) 電柱倒壊・折損等 1,031本
(3) ケーブル切断・垂れ下がり    1,012箇所

2.強化する復旧体制等
<1> 重機車両及び資材等
電柱復旧用の穴掘り建柱車両及びケーブル復旧用バケット車両総数40台、引込み線材料等復旧用資材
<2> 復旧班
NTTネオメイトグループ各社及び通信建設協力各社から総勢約90名

 台風による災害発生後今日まで現地では、対策本部を設置し復旧活動に邁進しているところですが、災害調査の進展に伴い広範囲にまで被害が及んでいることから、現地での受け入れ態勢等を考慮しつつ、NTTネオメイトグループ15社および通建会社から、現地の要請に応じて臨機に復旧チームを派遣いたします。

3.主な復旧作業内容等
<1> 倒壊及び折損した電柱の復旧作業
<2> 切断された架空ケーブル及び引込み線等の復旧作業
<3> 垂下がったケーブルの復旧作業
<4> 非常用電源による給電 等

人身事故等の二次災害の防止、通信確保のための応急復旧を最優先に作業を行います。

4.復旧状況(9月18日17時現在)
(1) 一般加入電話
専用線サービス
984回線/2,668回線
110回線/113回線
(2) 電柱倒壊・折損等 18本/1,031本
(3) ケーブル切断・垂れ下がり    2箇所/1,012箇所

5.復旧見込み
 現在、罹障している全ての通信を確保するための復旧は、9月28日を完了目途に復旧作業を進めます。

6.その他支援体制等
 現地での円滑な復旧活動を支援するために、NTT西日本災害対策室と連携を図りつつ、NTTネオメイト内に宮古島災害支援室を設置し、現地情報に基づいた後方支援物資の補給等をサポートし、早期の復旧を目指します。


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