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的に行うことはあまりありませんが、その 分、社員一人ひとりが広告塔であると意識 し、地域と関わり合うことを意識していま す。おかげさまで多くの方からふくやさ ん.と、親しみを込めて呼んでいただくこと が増え、ふくやの名前の信用度も高まって きていると感じています」(宗氏)  「福岡の街を、博多中洲を元気にした い」。それがふくやの地域貢献にかける思い の原動力のひとつだ。そうやって街が活性 化すれば商売繁盛につながる良い流れが紡 がれていく。ふくやさん.と呼ばれ続ける 限り、常にその中心に居続けるのだろう。 い資格でも、試験に合格すれば受験料は 会社が全額負担するのだ。さらに子育て 支援にも注力している。女性社員が出産 後も子育てをしながら働けるよう、個別 にヒアリングし、復職時に勤務時間・雇用 形態を選択できる制度を導入。その結果、 2002年に「福岡県男女共同参画企業 賞」の第一回受賞企業となり、さらに福岡 県が2003年から実施している「子育 て応援宣言登録制度」の登録企業第一号 ともなっている。  第二次世界大戦を経験した俊夫氏は 「自分も戦争で一度死んだ身。ここからの 人生は、表に立つより陰からのお世話役に 徹したい」と考え、ふくやを興す際の誓い としたのだという。宗氏は、創業者の思い についてこう語る。「俊夫は、『陰徳者』だっ たのだと思います。俊夫が亡くなったあ と、苦学生などの足長おじさん.として 支援をしていたことが分かったのですが、 『自分が支援をしているということは、絶 対に明らかにしないでほしい』と言ってい たというのです」。  そんなふくやにおける地域貢献につい て語る上で欠かせないのが、博多祇園山 笠、中洲まつりなどのイベントへの積極的 な参加・支援だ。  もちろん、これには大きな理由がある。 それは地域への感謝の思い、つまり「おか げさまの心」だ。そこで、博多っ子の精神的 な支えともいえる770年以上の歴史を 持つ山笠を通じて、中洲を元気づけ、地域 を活性化させるために俊夫氏は流(山笠 の組織の名称)を立ちあげるべく、陰日な たとなり奔走。1949年に「中洲流」が 誕生し、博多中洲の住民の一員として、俊 夫氏、ひいてはふくやが地域に溶け込む きっかけとなった。  今もなお、そんな俊夫氏の思いが色あ せず受け継がれていることを示す印象的 なエピソードがある。ふくやの4代目社長 であり、現会長である川原正孝氏は、社会 貢献についてこう語っている。「私は CSRっちゅう言葉は好かん。あれは企業 に課せられた義務としてやらされている 感じがする。ふくやは好きでしよるんやか ら、CSRとはひと味違うと」。  ふくやの地域貢献に関する取り組みに は、こんなものもあ る。社員個人が積極 的に地域活動に参加 することを支援して おり、1990年か ら地域貢献活動を行 う社員に対して、組 織の会長クラスであれば月に5000円 を、副会長クラスであれば月に3000円 の「地域役員手当」を支給。さらに申告すれ ば勤務時間中の活動も認めているのだ。  実はこれにも大きな意味がある。地域で 積極的にリーダーとして活動することは、 社内とはまた違った経験を得 られるだけでなく、人的ネット ワークの構築にもつながる。社 内教育でわざわざリーダー研 修を行うまでもなく、自ら武者 修行で成長してくれるという わけだ。そして何より、社員は 社員であると同時に、さまざまな地域の住 民でもある。地域の人々とのつながりを大 事にすることで、ふくやの社員が地域社会 に貢献し高い評価を得れば、ひいてはふく やのファン、顧客創造にもつながっていく。  「わが社では広告プロモーションを大々  電報といえば、わが社でも慶弔はもちろん、代々 の社長就任や少し前に行われた創業者の生誕100 周年のお祝いなどにも、多くの電報を送っていただ きました。現在、コミュニケーションがライトなものに なりつつありますが、電報は良い意味での重みがあ るものです。特別なときには、あえて電報を使うとい う選択をしたいですね。  弊社の代々の社長は、訃報を聞いた際は葬儀・通 夜のいずれかに参列するよう、ギリギリまで調整を行 います。お付き合いは最後まで大事にしたい、そんな 思いが創業者から受け継がれており、どうしても都 合がつかない場合に は、自分の思いを託し て電報を送るのです。 電報にはそれだけの重 みを込められると私も 考えています。 良い意味での 重みを込められるからこそ 電報には特別感が宿る 私たちなら “電報”を こう使う! ふくやの地域貢献は CSRとはひと味違う !? 「 あ あ 、 ふ く や さ ん . ね 」こ そ 地域貢献の真骨頂 5つのひとすじ おいしさ、ひとすじ。 味づくりの心、ひとすじ。 人の想い、ひとすじ。 お客様、ひとすじ。 博多、ひとすじ。 創業者の思いを受け継ぎ、ふくや が掲げているのが上記5つの「ひ とすじ」。商品・地域・社員・お客様 全てに真摯に向き合う姿勢を端 的に表している。 【創 業】1948年10月5日 【代表者】代表取締役社長 川原 武浩 【本 社】福岡市博多区中洲2丁目6番10号 「自らの思いをより重厚な ものにすることができる のが、電報の大きな特長 だと思う」と語る宗氏。 プリザーブドフラワー DENPO 「クリアフラワー」 電報台紙料金3,000円(税抜) +電報(メッセージ)料 商品コード横:856、縦:857 サイズ高さ10.0cm× 幅18.4cm× 奥行き10.0cm 博多祇園山笠へは毎年社を挙げ て参加している。 色とりどりのバラ、カーネーション、 アジサイ、カスミソウ、デイジーと いった花々を、円筒型の透明ケース 内にアレンジしたプリザーブドフラ ワー(一部造花)です。めでたいお祝 いシーンを鮮やかに彩ってくれる電 報台紙となっています。 ※一部造花等使用 お祝いのシーンで オススメの電報台紙はコチラ 7  vol.23  vol.23 6