電報を社内コミュニケーション施策で使うなら 参天製薬電 報 遠方の拠点の社員 感謝・祝意などを伝える ション施策としてでしょうか。品物を自 分で用意して発送する手間がかから ず、しかもすぐに届けられるのが、ギフ ト的な電報のうれしいところです。日 ごろの行き来が少ない海外拠点の社員 に日本のいいものを送りたいところで すが、さすがに国境は越えられないの が残念ですね（笑）。（宮野氏、太田氏） 切磋琢磨と組織力が 信頼に足る専門性を実現 　もちろん、医療関係者からの強い 信頼を得て、共に患者さんのことを 考えるというのは容易なことではな い。個々の社員にそれだけの専門性が 求められるからだ。そこで参天製薬 は次のような取り組みを行っている。 　たとえば、ＭＲとして病院を訪問 するには、業界団体が実施する医薬 品の情報や医療などに関するMR 認定試験にまず合格しなければなら ない。さらに、新人からベテランまで MR全員が定期的に受ける社内試験 もある。その結果は分野別に順位も 公表されるため、自分の強みや弱み、 MR全体の中での位置などがわかる という。 　「ＭＲ間の厳しい競争を強いるよう ですが、そうした切磋琢磨の中で兄 弟のような絆が生まれています。地域 が離れていても電話で悩みを語り合っ たり、経験に基づいてアドバイスをし たり。患者さんのためという思いを共 有していればこそですね」（太田氏） 　さらに、そうしたＭＲの活動をサ ポートすべく、最新の学術情報などを 蓄積・提供するバックオフィスも本社 内にある。基本理念にも書かれている 「参天ならではの知恵と組織的能力」 が、スペシャリティ・カンパニーとしての 信頼を支えているのだ。 　参天製薬は、この20数年で社員数 が１０００人から３０００人へと大き く成長した。そこで、12ヶ国以上の海 外拠点も含めた全社のベクトルを合 わせ、社員が一丸となるため、何より 基本理念の徹底的な浸透を図ってい るという。社員の採用面接の時点か ら始まり、社内研修、昇格試験、半期 ごとの社員評価など、あらゆる機会 を通じて基本理念が語られ、理解度 がチェックされる。 　「社長が年に一度、国内外の拠点を 回るキャラバンでも、基本理念につい て社員と直接対話の場を持っていま す。そこで強調されるのは、一貫した基 本理念を、時代の変化に応じて個々の 行動に落とし込むことの大切さ。トッ プが率先垂範する姿を見て、私たち 社員も『変わらなければ』という意識 を新たにしています」（宮野氏） 　２０２０年に向けた長期ビジョン として《「世界で存在感のあるスペシャ リティ・カンパニー」の実現》を掲げる 参天製薬。基本理念と患者さんの視 点をよりどころに、医療関係者との 信頼関係を築いていく日々の営みこ そが、そのゴールへとつながる確実な 道であるに違いない。 　祝電など、会社として正式に送る慶 弔関係の電報はかなりの数になりま す。相手にきちんと思いを届けるのに 効果的なのは、やはり電報。受け取る 側にとって重みのある、心に響くメッ セージになると思います。 　こちらの気持ちをすぐに伝えたい とき、メールはとても便利です。手紙 はメールよりも丁寧ですが、どうして も手間暇がかかる。そう考えると、思っ たときに手軽に送ることができて、し かも相手の心に響く電報は、メールと 手紙の良さを兼ね備えているといえま す。さらに、伝えたい気持ちにふさわ しい台紙を選べば、プレミアム感はいっ そう高まるかもしれません。 　また、誰かにギフトを贈る際、ハガキ などで別途メッセージを書き送ったり しますが、「ハガキだけ先に届いてしま わないか」といった心配がありました。 その点、たとえばカタログギフト電報 なら、ギフトとメッセージが確実に同時 に届くので、便利なうえに安心ですね。 　ただ残念なことに、製薬会社ではコ ンプライアンスの面から、医療関係者 にギフトなどを贈ることが厳しく規制 されているので、ＣＲＭのためにギフト 的な電報を活用するのは難しいので す。使えるとしたら社内で、遠方の拠点 にいる相手に送るといったコミュニケー あの企業が愛される理由参天製薬株式会社 そんな時に オススメ!! 純白のコットン地のハンカチーフに、パ ステルカラーのバラの刺しゅうを施したと てもエレガントな電報です。 電報台紙料金2,500円（税抜）＋ 電報（メッセージ）料 ● 商品コード／横：322、縦：323 ● サイズ／外箱：縦22.5cm× 　　　　 横16.8cm×高さ1.2cm 　　　　 ハンカチ：縦43.0cm× 　　　　 横43.0cm 刺しゅう電報「バラ（ハンカチ）」 企業プロフィール 参天製薬株式会社 1890年 代表取締役社長 兼 CEO　黒川 明 大阪市北区 大深町4番20号 グランフロント大阪 タワーA 【創　業】 【代表者】 【本　社】 手軽に送れて、しかも心に響く電報は メールと手紙の良さを兼ね備えたツール 参天製薬が電報を利用するとしたら、どのような使い方をするのだろうか。 宮野氏、太田氏に話を聞いた。 わが社なら “電報”を こう使う！ 「ギフトとメッセージが同時に届くカタログ ギフト電報は、便利で安心ですね」と語る 宮野氏（写真左）と太田氏（写真右） 基本理念の浸透と 行動への落とし込みで 時代の変化に対応 トップの率先垂範が 全社のベクトルを合わせる 拠点キャラバン では、基本理念 について社長が 直接対話で社員 に語る 社員一人ひとりが 基本理念を行動に 移すためのガイド となる冊子『参天 企業倫理綱領』 7 vol.12 　vol.12 6